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当協会顧問の古畑多喜雄氏が 2月6日に逝去されました

同氏は戦後の日本を代表するショーウインドウのデザイナーとして永年活躍し、またデザイン業界の発展に多大な功績を残されました。
1974年に当協会の前身である日本ディスプレイデザイン協会の初代理事長に就任、評議員、参与を経て1998年から当協会顧問となられました。
古畑多喜雄氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

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古畑氏はショーウインドウが持つ「情報発信力」と「社会的影響力」を具現化し、街行く人々の心を動かす作品を次々に発表しました。代表作の1つ『レモン&ピーマン』は、トイレットぺーパーという誰もが目にする日常的な素材を、新しい視点で構成し直し人々の心をつかみました。また、草月流の前衛的な作品の展覧会会場デザインなど、時代の空気を引出し、さまざまな芸術家の感性を空間ディスプレイの世界で開花させ、人々を刺激する空間を創造し続けました。

PROFILE

古畑多喜雄 氏 Takio Furuhata
1925 東京に生まれ、日本大学建築科卒業。
スペース&ディスプレイ研究所所長。
主にウィンドウディスプレイなど空間演出を手がける。
ディスプレイデザインの個展2回開催、ディスプレイデザイン最優秀賞ほか連続受賞。
日本ディスプレイデザイン協会、日本ビジュアルマーチャンダイジング協会各評議員。
日本商環境設計家協会名誉会員、東京デザイナーズ・スペース会員。