DSAセミナー

2015年セミナー 「街とアートと文化を創り出す先端空間」アーカイブ

2015年に開催したセミナー 「街とアートと文化を創り出す先端空間」 -ウィンドウ・デザインの可能性と未来-が報告書になりました。今、ウィンドウ・デザインが抱えている問題や、これからのウィンドウ・デザインはどうあるべきなのか、という役割や可能性をテーマに、ウィンドウデザイナーのトップを走る4人のアートディレクターである和光の武蔵氏、資生堂の菊地氏、息吹工藝社の渡邉氏、Pranks.inc.の佐藤氏を中心に、ゲストとしてアートパワーインターナショナルのアブリル・リー氏/シャ・ジャジャ氏、そしてイラストレータのプシエメク・ソブツキ氏を迎え、熱く語ったセミナーです。内容は会場で投影された作品写真を中心にビジュアル的にも参考になるようにまとめました。

ウィンドウは、それぞれ企業の考え方や場所の特性などによって目的と役割が違います。ウィンドウが100あれば100のデザインが存在します。また、アートパワーさんの出版されている本からわかるように、国民性により表現の違いも出てきます。渡邉氏はウィンドウは「お店と見る側が会話ができるポジションにある」と語られていました。その重要な会話の手伝いを第3者であるデザイナーが担っています。誰もが共感できるデザイン、驚きのあるデザイン、なるほどと思うデザインなど「イメージする」という行為の難しさは、はてしないものがあります。その難しさに立ち向かう為に、日々努力し挑戦し続けていくことの大事さを、皆様とこのセミナー報告書を通して共有したいと思っています。
街行く人を楽しませ、喜ばせ、記憶に残させ、常に話題づくりを提供するウィンドウ・デザインは、知らず知らずと見る側も作り手も何か夢中にさせる魔力があります。マスメディアとは全く質の違う魔力です。デザイナーは、「驚きと喜び」を皆に与えようとする魔法使いになろうとしています。
デザインを通してデザイナーが出来ることについて、もう一度このセミナー報告書を通していっしょに考えてみませんか?

2015年 DSAセミナー「街とアートと文化を創り出す先端空間」報告書(PDF)

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